ダイナミック広告のメリットから
改善方法まで徹底解説!

目黒 龍平
Feedmatic チーム マーケティング&セールス
公開日:2020年11月19日(木)
ついさっき見ていたECサイトの商品が広告で表示された、という経験をしたことはありませんか?

このように、ユーザーが閲覧した商品に合わせて、広告に表示される商品が変わる仕組みの広告をダイナミック広告と言います。(データフィード広告と呼ばれることもあります。)

本記事では、ダイナミック広告を利用するメリットから広告効果を改善していくための重要な考え方まで、ダイナミック広告に関するあれこれを幅広くご紹介していきます。

1.ダイナミック広告とは?

ダイナミック広告とは、冒頭でも述べたようにユーザーが閲覧した商品に合わせて最適化された、1人1人に異なる広告が表示される仕組みの広告を指します。
ダイナミック(動的)広告とは反対に、どのユーザーにも同じ広告バナーを表示する広告をスタティック(静的)広告と言います。

スタティック(静的)広告との違い

例えばアパレルECサイトでスニーカーAという商品を閲覧したとします。
その後、Googleのページを見ている時やFacebookを開いている時に先程見たスニーカーAやスニーカーAと近しいスニーカーBを広告として表示することができるのがダイナミック広告です。

ダイナミック広告では、広告として表示された商品ごとに遷移先のURLもそれぞれの商品詳細ページに設定することが可能です。
Facebook ダイナミック広告のクリエイティブイメージ

ダイナミック広告の効果

ダイナミック広告の効果をスタティック広告との比較で見ていきます。
アパレルECサイトのような商品点数が多いサイトの場合は、ダイナミック広告の方がCTR / CVRともに1.2倍ほど高い効果がある場合が多いです。
※商材によって数値は変動します

閲覧した、またそれに類似した商品を、商品単位で訴求することでCTRの上昇が、クリック後により購入に近い商品詳細ページに遷移することでCVRの上昇が期待できます。

ダイナミック広告の仕組み

ではなぜユーザーが閲覧した商品ごとの広告を表示できるのでしょうか?
ダイナミック広告の仕組みを見ていきます。

ユーザーがアパレルECサイトのスニーカーAの商品ページを訪れた際に、「スニーカーAの商品ページを見た」という情報(正確には商品ID)をタグが広告プラットフォーマー(GoogleやFacebook、Criteoなどの広告媒体)に送信しています。

すると、広告プラットフォーマーは事前に登録されているデータフィード(商品タイトルや商品画像、価格などの商品データ群)から、ユーザーが閲覧したスニーカーAやスニーカーAと近しいスニーカーBの商品広告を表示することができるという仕組みになっています。
ダイナミック広告配信のイメージ

2.ダイナミック広告のメリットとは?

ダイナミック広告のメリットは売上に直結する広告施策であることが挙げられます。

ユーザーは過去に閲覧した商品や類似のオススメ商品を広告上で選んでクリックするとその商品の商品ページに遷移します。 あとは「カートに入れる」を選択して買うだけです。

スタティック広告では遷移先が固定なので、他品目を扱うECサイトなどでは、TOPページや特設LPに遷移することが多いですが、ダイナミック広告では商品詳細ページに遷移できるため、サイト内での離脱を抑えて購入に繋げやすくなっています。

また、ユーザーが閲覧した商品やその商品と近しい商品が表示されるため、広告に対して興味を持ってもらえる可能性が高く、クリックしてもらえる確率も高くなります。

3.ダイナミック広告が出稿できる広告媒体

ダイナミック広告を配信できる主要な広告媒体を4つご紹介します。

Criteo

ダイナミック広告の代表格です。
日本人のインターネットユーザーの約90%が月に1度以上はCriteo広告に接触していると言われているほど幅広いリーチ率を誇っています。

Criteoはリターゲティング広告で有名ですが、今日では Criteo Customer Acquisition や Consideration といった新規ユーザー向けの配信メニューも用意され、新規ユーザーの獲得からリターゲティングまでフルファネルで広告配信できることが特徴です。

Facebook

Facebookはユーザーの正確な属性データを多く有しており、ユーザー属性の判断を推測に頼ることが少ないためターゲティングの精度が非常に高いことが特徴です。

また、ユーザーをCookieではなくFacebook IDベースで特定し広告配信を行っているため、ITPの影響を受けにくい広告媒体として改めて注目されています。

LINE

8,400万人以上のユーザーにリーチすることができるのがLINE広告の最大の特徴です。

日本最大のSNSであるため他のSNSではリーチできないようなユーザーも多く存在しており、LINEでならアプローチできることが魅力です。

リターゲティングも新規ユーザー向けもどちらも配信可能です。

GDR(Google動的リマーケティング)

Googleが提供するリターゲティング施策で、200万以上のウェブサイトへ出稿できるリーチ力が魅力の一つです。

既存顧客向けのリターゲティング施策だけでなく、Googleのデータを活用した新規ユーザー向けのアプローチも可能になっています。

4.ダイナミック広告出稿するために必要な要素

ダイナミック広告の出稿において必要な要素は以下の2つです。
・データフィード
・タグ

データフィード

Criteo、Facebook、Googleなど広告媒体によって商品データを入稿する際のフォーマットが異なります。
そのため、商品データを各広告媒体に適した形に整形したデータフィードが必要になります。

タグでどの商品を閲覧したかを判別する時に取得する商品IDを基に、データフィード内の商品IDを参照して商品ごとの広告が作成されるため、タグで取得した商品IDがデータフィード内に存在していることがダイナミック広告では大前提となります。

タグ

タグはユーザーがどの商品のページを閲覧したのかを認識するために、商品IDを動的に認識できるダイナミック用のタグを実装する必要があります。

タグはもちろん、商品詳細ページだけではなくTOPページや商品一覧ページ、カートページなど、基本的に全てのページに実装することが推奨されています。

5.ダイナミック広告の改善方法

ここまではダイナミック広告の概要や出稿方法について解説して来ました。

ここからは実際に広告を運用していくうえでの改善方法について触れたいと思います。
ダイナミック広告を運用・改善していくうえで大切なポイントは以下の3つです。

・データフィードとクリエイティブの関係性
・適切なタグの設計
・出稿媒体の特徴を理解する

データフィードとクリエイティブの関係性

データフィードは広告のクリエイティブ(表示)に影響します。
データフィードに入っている商品画像、商品タイトル、価格などが広告として表示されるので、クリエイティブを変更したい場合にはデータフィードを変更しなければいけません。

例えば、先月は3%だったCTRが2%に落ちたとしましょう。
CTRは広告が表示されてからクリックされる割合なので、CTRが悪いということは広告クリエイティブがユーザーの興味関心を惹けていないと言い換えることができるでしょう。

そこで、広告クリエイティブを修正したい場合にはデータフィードを修正する必要が出てきます。

低価格やセール品が多いサイトであれば割引率の表示が行えているか、アパレル商材であればブランド名を商品タイトルの先頭などユーザーの目を惹く位置に表示できているか、などの商品の魅力をクリエイティブに表示できているか、という点は基本的な改善ポイントになります。

スタティック広告であれば広告文やバナーの差し替えを行うと思いますが、ダイナミック広告の場合はクリエイティブの修正 = データフィードの修正となるため、データフィードはダイナミック広告において非常に大切な要素になります。

適切なタグの設計

広告に表示される商品は広告媒体の機械学習によって、誰にどの商品を表示させるかを決定しています。

誰にどの商品を表示させるか、という広告媒体の機械学習の精度を向上させるためにはタグが非常に重要です。

タグは、どのユーザーがどのページ(商品)を閲覧して購入に至ったのか、または購入に至らなかったのか、などのユーザーのサイト上での行動データを広告媒体へ送信しています。

このようなユーザーのサイト上での行動データを正しく学習させることでターゲティングの精度が向上し、広告効果の改善に繋がります。

出稿媒体の特性を理解する

広告エンジンの機械学習を最適化するためには1キャンペーンあたりどれくらいのCV数がどれくらいの期間内にあれば良いのか?など、広告媒体によって広告エンジンの最適化に必要なCV数も異なります。

広告媒体の特性を正しく理解できていないと、工数をかけて行った改善施策が無駄になってしまうこともあります。

広告媒体の特性を理解することもダイナミック広告の活用においては避けては通れないと言えます。

6.さいごに

ダイナミック広告の仕組みから広告配信した際の改善ポイントまで、ダイナミック広告について幅広く解説してきました。

これからダイナミック広告を始める方も、現在すでに活用中の方にもご参考になれば嬉しいです。
ダイナミック広告のご相談はお気軽に!
ダイナミック広告の成功には、フィードやタグを適切に管理できる体制が不可欠です。
フィードフォースでは長年培ってきたデータフィード構築のノウハウを広告運用にも生かし、
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