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LINE Dynamic Ads(LINEのダイナミック広告)とは?
出稿の基本と、タグ・データフィードを解説!

森 大輔
Feedmatic チーム コンサルタント
公開日:2020年12月11日
LINE Dynamic Ads(LINEダイナミック広告)は、ユーザーの行動履歴にもとづいて興味関心にマッチした広告を、自動で配信できる注目のダイナミック広告です。

リターゲティングだけでなく、特定のWebサイトに訪れたユーザーに類似した属性を持つユーザーへのリーチ(プロスペクティング配信)も可能で、FacebookやTwitterなど他の媒体で接触できない層に対してリーチできる強みを活かし、新規獲得にも効果をあげています。

本記事では、LINE Dynamic Adsの特徴や掲載(配信)する方法、広告効果を高めるためのLINE Tag、商品フィードについてご紹介したいと思います。

LINE Dynamic Ads(LINEダイナミック広告)とは?

LINE Dynamic Ads(LINEダイナミック広告)とは、「LINE広告」のひとつでLINEが提供するダイナミック広告です。

ユーザーのWebサイト上での行動履歴をもとに、ユーザーの興味関心に基づいたパーソナライズされた広告を、動的に配信できます。

他のダイナミック広告同様、クリエイティブを個別に作成する必要がなく関連度の高い広告を自動で生成、配信できるため、特にECや旅行業、不動産、人材など取扱い商材の多い業種に有効な広告フォーマットです。

パーソナライズされた広告を動的に配信

ユーザーのWebサイト上での行動履歴、例えば、Aという商品を閲覧した、Bという商品を購入した、といったユーザーの行動履歴にもとづいて、ユーザーの興味関心にあわせた商品の広告クリエイティブを動的に表示できるため、高い広告効果が期待できます。

また、カルーセル形式のクリエイティブでは、一つのクリエイティブで複数の商品を訴求でき、商品ごとに遷移先を設定できます。

ユーザーが気になる商品をタップしたらWebサイトの商品詳細ページへ遷移し、そのまま購入できます。
(画像引用:LINE Dynamic Ads 媒体資料より)

リターゲティングだけじゃない!新規顧客獲得にも強い

LINE Dynamic Adsは、リターゲティングだけでなく、Webサイトでは未接触の新規ユーザーに対しても広告配信できます。この、新規ユーザーへのダイナミック広告配信をプロスペクティング配信と呼びます。

プロスペクティング配信では、既存ユーザーと似た属性のユーザー、例えば、商品の詳細ページを閲覧したユーザーやカートに商品を入れたユーザー、商品を購入したユーザーなどに類似したユーザーにリーチできるため、LINE Dynamic Adsを通して、新規顧客獲得が期待できます。

クロスターゲティング

さらに他広告媒体にないLINEならではの施策として、LINE公式アカウントのメッセージで取得したデータやユーザーIDを活用したクロスターゲティングを配信できます。

LINE広告アカウントに連携されたLINE公式アカウントのメッセージ配信へのユーザーの反応によって、さまざまなセグメントの配信が可能です。

  • クリックリターゲティング:過去に配信したメッセージに含まれるリンクをクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンス
  • インプレッションリターゲティング:過去に配信したメッセージを開封したユーザーを対象にしたオーディエンス
  • ユーザーIDアップロード:TXT、CSV形式のファイルでユーザーIDをアップロードして作成するオーディエンス
(引用:LINE for Business:オーディエンス

クリックリターゲティング・インプレッションリターゲティングへ広告配信を行えば、LINEの友だちへの配信よりも一段、商材への興味レベルが高いため、CVRの向上が期待できます。

さらにユーザーIDアップロードの活用はMessaging APIの利用が必要となりますが、自社データベースとユーザーIDを照らし合わせて(=ID連携)、「〇〇円以上購入したユーザー」「◯回以上購入したユーザー」とユーザーIDを特定して、ロイヤルカスタマーの拡張など高度なターゲティングを行うこともできます。

配信面

2018年11月リリース時にはタイムラインのみだった配信面が、その後、順次拡大し、現在はタイムライン・LINE NEWS・LINEマンガ・LINE BLOG・LINEポイント・LINEショッピング、に配信できます。

ただし、配信面毎にフォーマットが異なりますので、事前にご確認ください。
(画像引用:LINE Dynamic Ads 媒体資料より)
また、2020年5月より、上記のLINEやLINEファミリーアプリに加えて、LINE広告ネットワークの3rd Partyアプリ(※)にもLINE Dynamic Adsの配信が可能になりました。
これにより、LINE面以外の幅広いユーザーへリーチできます。
※C CHANNEL / DELISH KITCHEN / MERY / ルナルナなどなど、ライフスタイル系アプリやマンガアプリなど多くのジャンルのアプリ

弊社の事例では、この3rd Partyアプリへ配信拡大を行った場合にCPMが17%安価になり、CPAを抑制できた事例がございます。

対応業種

LINE Dynamic Adsの対応業種は、EC(一部を除く)、ツアー予約、航空券、ホテル予約、 不動産、人材、教育、施設予約などとなっています。(2020年9月現在)

LINE Dynamic Adsを掲載するには?

LINE Dynamic Adsを実施するまでのフローは以下の通りです。

  1. 広告アカウント作成と申請:LINE広告の広告アカウントの申請を行います。
  2. DPA(ダイナミック広告)機能権限付与:LINE社にLINE Dynamic Adsを実施するための権限付与を申請します。
  3. LINE Tag(後述)の設置:LINE Tagを設置します。
  4. 商品フィード(後述)の登録:仕様にそった商品フィードを用意します。
  5. キャンペーン作成:広告キャンペーンの作成を行います。配信対象となるオーディエンスの設定や商品フィードの登録を行います。
  6. 配信開始

LINE Dynamic Adsの広告効果を高めるには?

ダイナミック広告は、データフィード(商品フィード)やタグなどを介してできるだけ多くの正しい情報を媒体に送ることで、媒体の機械学習が進み、コンバージョン最適化、つまり広告主の望むアクションをとる可能性が高い人にリーチできるよう広告を自動的に最適化します。

そのため、これらをいかに設計・設置・運用するかが、ダイナミック広告の広告効果を大きく左右します。ここでは特に重要な2つのポイントを紹介します。

LINE Tag

LINE Tagとは、LINE広告におけるタグです。

LINE Tagを設置することで、ユーザーがどの商品を閲覧・購入したか?というユーザー行動を媒体に送り、広告効果の計測やオーディエンスの構築が可能になります。

LINE Tagには、ベースコード・コンバージョンコード・カスタムイベントコードの3種類があります。それぞれを正しく設置することが重要です。

  • ベースコード:計測するすべてのページに設置が必要なコードです。このコードが設置されていないと、「LINE Tag」が機能しません。
  • コンバージョンコード:コンバージョンを計測するページに設置するコードです。基本的には、商品購入や資料請求などが完了したあとのサンクスページにベースコードとセットで設置します。
  • カスタムイベントコード:特定のページにアクセスしたユーザーについて、イベントベースでの効果測定やオーディエンスの作成ができます。ベースコードとセットで設置します。
LINE Tagによって送られる情報はページの階層ごとに重みづけされ、ユーザーの一連の行動データが機械学習に活用されます。また、階層の浅いページにもしっかり設置することでオーディエンスが広がり、リターゲティングできるユーザーの母数も増やすことができます。

そのため、適切なLINE Tagの設計と設置は、ダイナミック広告の広告効果を大きく左右するものとなります。

(参考:【公式】LINE広告の効果を計測する「LINE Tag」の使い方

商品フィード(データフィード)

LINE Dynamic Adsでは、それぞれの業種に最適化した項目をもつ業種別のテンプレート(※)が用意されています。
※eコマース・通販用テンプレート / 人材用テンプレート / 不動産用テンプレート / ホテル・ツアー用テンプレート / 航空券用テンプレート

これら商品フィード(データフィード)の必須項目にできるだけ多くの正しい情報をいれることで、機械学習の最適化が進み、レコメンドの精度を高めることにも繋がります。

また、LINE Dynamic Adsでは、登録した商品フィードのカラム情報を元にクリエイティブが自動生成されます。
例えば、フィード上の"image_link"は画像、"title"はタイトル、"description"は説明文へと、それぞれクリエイティブに反映されます。

そのため、商品フィードのフォーマットに従って、各項目に正しいデータを格納することが必要です。

また、タイトルや訴求ポイントが効果的に表示されることで広告効果を高めることにつながりますので、ECであれば価格・セール情報、人材系であれば給与をタイトルの先頭に入れるなどの工夫をしましょう。
(画像引用:LINE Dynamic Ads 媒体資料 より)

さいごに

LINE Dynamic Adsの強みはなんといっても、圧倒的なユーザー数をもつLINEの配信面に、ダイナミック広告が配信できることです。この機会にLINE Dynamic Adsの活用を検討してみてはいかがでしょうか?


(この記事は2020年11月5日現在の情報を基に執筆しています。)
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